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主な使用材料について
第4章では、お客様からのアンケートでご希望を頂きました「鋳造において用いられる材料」をご説明させていただきます!
鋳造では、メインとなる鉄、アルミ、銅などの材料の他にも様々な材料が用いられております。
今回は、そんな鋳造に用いられる材料の一覧を掲載させていただきます。
造型時に用いられる材料
造型は砂型鋳物の場合はほとんどの材質で使用される材料は共通しています。
使用材料:鋳物砂、粘結材、添加剤、フラン樹脂、アルカリフェノール樹脂
硬化剤、塗型剤、押湯スリーブ、陶管、フィルター、心金等々
※中子必要時:中子砂、塗型剤、炭酸ガス、フラン樹脂、アルカリフェノール樹脂
溶解時に用いられる材料
材質ごとの材料の違いが最も現れる工程かもしれません。それぞれの材質ごとに、以下のような材料が用いられます。
主な使用材料:
①鋳鉄:銑鉄、スクラップ、フェロシリコン、フェロマンガン、加炭材、接種材
②鋳鋼:銑鉄、スクラップ、フェロシリコン、フェロマンガン、加炭材、接種材
ニッケル、クロム、モリブデン
③ステンレス鋳鋼:スクラップ、リターン、フェロシリコン、フェロクローム、
フェロニッケル
④銅合金(青銅鋳物、黄銅鋳物):インゴット、非鉄金属用フラックス
⑤軽合金(アルミニウム鋳物、マグネシウム鋳物):インゴット、非鉄金属用フラックス
注湯時に用いられる材料
主な使用材料:球状化剤、押湯保温剤
ショット・仕上げ作業時に用いられる材料
主な使用材料:ショット玉
このような多くの材料を使用することで、一つの鋳物が出来上がるようになります。
それぞれの材料が鋳物に大きな影響を及ぼすため、各鋳物業者でそれぞれの特性、プロセスに合った管理を行っています。
次回は、これらの材料につきまして、工程ごとにご紹介させて頂きますので是非ご覧ください!