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造型時に用いられる材料について

access_time2021年10月6日

前回より、新たな章に入り、「鋳造に使用される材料」についてご紹介させていただきました。

今回は主な使用材料の中から、造型時に用いられる材料の種類と目的について掲載させていただきます。

鋳型に使われる材料

1.鋳物砂は鋳型の骨材として使われ、粘土含有率2%以上の山砂と粘土含有率2%以下の珪砂がある。そして、粉砕加工をしないものを天然珪砂、加工をしたものを人工珪砂と言います。

2.粘結剤は鋳型の強度を最適なものにするために使われます。ベントナイトに代表される粘土鉱物の無機粘結剤と油類・デンプン類の有機粘結剤があります。

3.添加材は鋳肌面を良好にする、砂落しを良くするなど色々な目的で使用されます。石灰粉、ピッチ粉コークス粉、黒鉛粉などがあります。

その他の副資材

1.押湯スリーブは高い発熱性と耐火性を持っており、引け不良を無くし、製品歩留りを向上させる目的で使用されます。

2.フィルターは基本的機能である「介在物の除去」及び「整流」を目的とした方案堰部に置くセラミック材質のものであり、ノロかみ、砂かみによる鋳造不良を減らす効果があります。

次回は溶解時に用いられる材料についてご紹介させていただきます!

<主な使用材料について     目次     溶解時に用いられる材料について>

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