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溶解時に用いられる材料について

access_time2023年8月10日

今回は、溶解時に用いられる材料について、簡単にご紹介させていただきます。

メインとなる材料

銑鉄(非鉄の場合インゴット)、スクラップ、リターン材などをブレンドして溶解します。
イメージとしては、銑鉄(インゴット)が新品の材料で、スクラップがプレスの端材など、リターン材は鋳造後製品とならなかった押し湯や湯道などです。

銑鉄のみだと非常に高い鋳物になってしまい、スクラップやリターン材のみだと不純物の悪影響が懸念されるため、これらの材料のバランスが安価で良い製品を作るための肝となり、各鋳造業者様のノウハウが詰まった部分となります。

副資材(成分調整資材)

主材料を溶解しただけでは、製品ごとに定められた材質にならないため、成分を調整するためにフェロシリコン・フェロマンガン・加炭材等を加えて材質ごとに定められた成分値になるように成分を調整します。

鋳鋼やステンレス鋳鋼の場合、他にもニッケル・クロム・モリブデンといった成分も調整します。

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