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鋳造プロセスについて

access_time2020年8月3日

鋳物づくりには、材質、寸法、形状、数量、などに合わせて様々な鋳造プロセスがあります。
まず、大きく分けると、【砂型鋳造法】、【金型鋳造法】、【その他】に分類できます。
次章以降、プロセスごとに掘り下げていきますので、ここでは簡単に紹介していきます。

【砂型鋳造法】

<生砂型>
■手込め造型
職人の高齢化により減少傾向ですが、模型と砂を用いる最も原始的な鋳造手法です。
■機械造型
・自動造型機
ディサマティックのように主型交換、中子据付以外はほぼ自動の造型設備をはじめ、冷やし金のセットや穴掘り作業も必要な自動造型機もありますが、生産性が高く、量産に向いています。
■汎用造型機
小型造型機(F1)はマッチプレートを使用した造型で、手のひらサイズの鋳物に最適です。

内部が複雑な形状の場合、複数の中子の据え付けなど工程が増えてしまい自動造型機では生産性が悪くなります。そんな時に登場する、汎用造型機は2名で造型作業を行うことで、作業性が高く、量産品にも対応することができます。

<自硬性鋳型>
砂に硬化剤と樹脂を混錬したものを使用することで、硬化すると生砂よりも硬くなります。模型は木型や樹脂型を使用します。
ほとんどが手作業であることと、樹脂の硬化の為手間と時間を必要としますが、小さいものから大きいものまで幅広い製品に対応可能です。枠の選択幅が広いことが特徴で大物少量鋳物に適しています。

【金型鋳造法】

<重力(グラビティ)鋳造>
■グラビティ
圧力をかけないため、中子を使用して複雑な形状の製品もつくることが可能です。当社ではこの鋳造手法を活かしたパイプを鋳包む特異な技術も提案可能です。
対応材質が軽合金に限られることや、金型費用が発生するなども特徴です。

<ダイカスト>
グラビティと異なり金型に溶解金属を圧入することで、高い寸法精度の鋳物を短時間で大量生産することができる手法です。圧力が加わるため、中子は使用できないデメリットもあります。
対応材質は軽合金に限られ、一般的にグラビティよりも高価な金型費用が発生します。

<遠心鋳造>
円筒形の型を高速回転させ、溶解金属を流し込み鋳造する手法で、遠心力により偏肉のない緻密な鋳物ができます。水道用鋳鉄管などの中空形状のものを得意としています。

【その他】

<模型鋳型>
発泡スチロールの型を使用した自硬性プロセスになります。2個くらいまでの鋳造は木型使用時よりも安価に行える場合がありますが、特殊な手法になります。

<ロストワックス>
ロウ(ワックス)を利用した手法です。ロウで原型を作り、周りを石膏などで覆い固め、加熱することで、中のロウを溶かして除去します。できあがった空洞に溶解金属を流し込むことで原型と同じ形状の鋳物をつくることができます。

<石膏鋳造>
鋳型に石膏を使用する鋳造方法です。ダイカストと同等な品質な鋳物を金型を使わずに短納期、小ロットで作成できるため、ダイカストの試作などに

みなさまが求める鋳物も、材質、サイズ、形状、数量などに合わせ、最適なプロセスがあります。次回からは各プロセスについてそれぞれを詳しく解説していきます。

次回は「砂型鋳造法」についてご説明いたします!

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